防水工事における保証期間について
屋上や、ベランダ、バルコニーに施行される工事に防水工事があります。
方法としてはいくつかの種類がありますが、主に一般住宅で行われているのは、シートを使用するもの、塗布によって行われるものが現在は主流となっています。シートを使用する場合においても塩化ビニールの場合やゴムシートの場合とがあり、各々特徴があります。また、塗布によるものに関してはウレタンを使用するもの、FRPによるものなどがあり、コストの面やや施工性で選ばれる場合がほとんどです。
防水工事を行う場合には保証期間があり、施工を依頼する場合には確認をしておく必要があります。
一般的には防水の保証は最長で10年となっており、施工した防水や雨漏り修理の施工範囲に原因があったために雨漏りした場合などは、無料にて補修を行うことになっています。しかし、自然災害や天災、また事故等の場合には対象とはなりません。また、経年劣化に関しても保証内容には含まれません。但し、外的な要因は別にして10年間で経年劣化を起こす場合には、むしろ施工精度やその期間においてのメンテナンスを疑った方がよく、それは、メーカーにおいても提供する商品には耐用年数として、ほぼ10年から13年の期間を設けているからです。
防水に関しては専門家ではない場合など施工的にもよく理解できない場合もあり、業者の中には指定された工程や仕様に沿っての施工を行っていない場合があります。最終的には書面でのやり取りをしっかりと行い疑問点などがあれば確認をするなど、記録として残しておくことが大事なこととなります。